ポーランド留学への獣道 その②出願から受験まで
前回は、出願する前までをお話ししました。
今日は出願から受験本番までを書きます。
2019年2月:オンラインで出願
出願自体はあまり難しくありません。
オンラインの出願フォームがあって、そこに必要事項を入力していくだけです。
私の大学は、全てポーランド語と英語で表記がありました。
(※詳細な入力に関しては割愛しますが、もし私と同じ大学に出願される方でお困りでしたら何か力になれるかもしれないので、連絡をください。)
難しくないと言っておきながら、私は何故か出身高校の名前と所在を2度間違え、オフィスにメールでお願いして修正してもらいました。
さらに、私が日本で所属する大学が学部の成績しかGPA制度を採用しておらず、修士のGPAを自分で計算しなくてはいけなかったので、その点についてもオフィスに確認を取りました。
この時、「成績は後で書類で確認するから、自分で計算して入力しちゃって大丈夫だよ」と言われたことが、予期せず後の大混乱を引き起こします。
出願だけで相当のメールのやりとりをしました。わからなかったらすぐ質問というのを繰り返していたので、既に超迷惑野郎でしたが、オフィスの方は毎回丁寧に教えてくれました。
心配性なので、緊張で汗をダラダラ流しながら1日1項目ずつ入力していました。
ちなみに、私の大学は最大で計5回入試を行なっており、定員に達するまで出願を受け付けています。
最速は年明け出願で、私は2回目の出願期間だったようです。
オンライン入力が終わったら、受験料を支払います。
受験料は80złでした。
支払いには、Transfer wise(トランスファーワイズ)というサービスを利用しました。
海外送金の手数料の高さを嘆いていたら友人が教えてくれたのですが、「安い・早い」便利なサービスです。
その後も翻訳料や授業料の支払いで度々お世話になっています。
また、合格後必要な書類の準備もどんどん進めたほうがいいです。
大学によって要求される書類は異なりますが、ディプロマの翻訳などは早めに取り掛かっていた方が良いです。
私は「まだ受かるかわからないし、とりあえず受験に集中!」などとほざいて後回しにした結果、大変痛い目を見ました。
書類については、③の記事で詳述します。
また、この頃に奨学金に合格しました。
2019年5月:試験
私の大学は「渡航にビザが必要な場合を除き、スカイプ等での受験は不可」だったので、現地で入試を受けました。
*相談すればスカイプで受けられるそうです。
試験については、面接であること・指定の日付に実施すること、の二点しか分かっておらず、時間と場所は2日前に公表されました。
試験は、歴史学部の外国人留学生を対象とするポーランド語での面接です。
私の時は、他に2人の受験生がいました。専攻はバラバラです。
順番に呼ばれて面接を受けます。大体1人10分くらいでした。
試験官は3人で、「ようこそ、よく来たね」と握手で出迎えてくれ、お水を用意してくれていたり、とても親切でした。
出願理由と自分の研究についていくつか質問をされました。
質問自体は予測できる範囲のもので、きちんと準備していったのですが、緊張で全然うまく話せませんでした。
終わって次の人が呼ばれるまで時間がかかるようだったので、勢いで他の受験生をナンパしました。
(向こうはまだ試験前だったので、大変な迷惑。反省。)
彼女はポーランド文学を専攻している台湾からの留学生で、ポーランド語がめちゃくちゃ上手な上に日本語も話せるというスーパーヒーローでした。
しばらくして彼女を呼びにきた試験官から、
「君、入学は大丈夫だけど、授業ついていくのにはまだまだポーランド語ダメだからね、ちゃんと勉強してね」
とここで合格通知と叱咤(激励…)。
数日後、オンライン上でも正式に合格と表示され、一安心。
ひとまず、留学先のスイスから応援に駆けつけてくれていた友人2人と(超感謝)、ひと時のお祝いを楽しみました。
この時は、その先に入学手続きDeathレースが待っていることなど全く知らなかったのでした(⌒▽⌒)